こんにちは。双子育児に奮闘中の「はづきママ」です。
管理入院中、エコー検査の結果を聞いた先生から「胎児発育不全」という言葉を告げられた日がありました。 その言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になったのを覚えています。双子だから多少の成長差はあると分かっていたのに、「不全」という言葉がつくと、一気に「危険な状態なんだ」と突きつけられた気がして……。
当時の私は、泣いても状況は変わらないし、かといって検索すればするほど不安な情報ばかり目に入って落ち込む……という悪循環でした。 だからこそ、怖さを抱えたままでも「今できること」だけを一つずつこなすことで、なんとか心を保って乗り切りました。
この記事では、私が「胎児発育不全」と言われたあの日に、最初にやったことをできるだけ具体的にお話しします。 病院でそのまま使える「質問テンプレ」も載せておくので、同じような状況で不安になっている方の、頭の整理に使ってもらえたら嬉しいです。
※医療判断は病院や赤ちゃんの状態で変わります。ここでは「私がどう整理して、どう聞いて、どう持ちこたえたか」を中心に書きます。
妊娠〜出産までの全体の流れ(陽性→双子発覚→切迫早産→出産)は、親記事にまとめています。
双子妊娠から出産までの流れ|切迫早産・管理入院・35週の緊急帝王切開(実体験)
先に結論:私が最初にやったのは「不安を増やさないための整理」
胎児発育不全と言われた日。私はスマホで検索魔になる前に、まず次の3つを実践しました。
- 今日の事実を「3行」でメモする(週数/推定体重/先生の見立て)
- 「方針が変わる条件」を確認する(何が起きたら出産が早まる?NSTが増える?)
- パパに共有して、1人で抱えない(感情が暴走しないように)
私のように、悪い想像をして不安が膨らみやすいタイプの方は、やみくもに情報を増やすより、自分の中に「判断の軸」を持つ方が心が落ち着きますよ。
はづきママの状況
私は双子(DD)妊娠で、25週から約10週間の管理入院をしていました。 妊娠33週の時に、エコーで2人の体重差がはっきりしてきて、先生から「胎児発育不全の状態です」と説明を受けました。
実際の推定体重のメモを見ると、こんな感じでした。
- 33週頃:右 2125g / 左 1360g
- 34週頃:右 2317g / 左 1370g
数字だけ見ても、差が大きいのが分かりますよね。私はこの数字を聞くたびに、「小さい方の弟くんは大丈夫なの?」という不安が頭から離れませんでした。 (※実際に生まれた時の体重はもっと小さくて、兄2040g/弟1230gでした。覚悟はしていても、かなりショックでした……)
胎児発育不全と言われた日、私の頭の中で起きたこと
正直に言うと、私は優等生みたいに冷静ではいられませんでした。
- 「私のせいでお腹の中で育たないの?」と自分を責める
- 「今すぐ出してあげた方がいいの?」と焦る
- 「出したらNICUだよね?」「小さすぎたらどうなるの?」と悪い想像が止まらない
でも、ハッと気づいたんです。この漠然とした不安の正体は、「状況がよく分からないこと」だと。
つまり、分からない部分を明確な「質問」に変えて解消できれば、少しだけ落ち着けるはず。そう思って、私は「質問すること」に集中しました。
最初にしたこと①:今日の事実を3行で書き留める
診察が終わったあと、まずは事実だけをメモするようにしました。
- 今日の週数:(例)33週◯日
- 推定体重:(例)兄2125g/弟1360g
- 先生の結論:(例)今は管理継続、週数を稼ぐ方針
ポイントは、ここに自分の気持ちや感想を書かないこと。 「怖い」「かわいそう」といった感情を書き始めると止まらなくなるので、まずは事実だけに徹しました。
最初にしたこと②:「方針が変わる条件」を聞く
発育不全と言われて一番つらいのは、「この先どうなるの?」という見通しが立たないことでした。 なので私は、先生にこう聞くようにしました。
- 今は“週数を稼ぐ”ことだけが目標ですか?
- もし方針が変わるとしたら、どんな変化があった時ですか?(NSTの波形、血流、羊水、赤ちゃんの元気さ など)
- その場合、次の手はどうなりますか?(検査が増える/管理が厳しくなる/出産が早まる など)
「今すぐ危険ですか?」と聞くよりも、「どの条件になったら動くのか」が分かると心が落ち着きました。漠然とした未来の不安が、具体的な“条件”に変わるからです。
そのまま使える:胎児発育不全と言われた日の質問テンプレ

当時の私が、実際に手帳にメモして使っていた質問リストです。 全部聞かなくて大丈夫。不安が強いものから順に使ってみてください。
私はただ「大丈夫ですか?」と聞くと、先生も答えにくいのか言葉を濁されてしまい、余計に不安になることが多かったんです。だから、条件・目的・次の一手を具体的に聞くようにしていました。
最初にしたこと③:羊水・血小板など“別の不安”と分けて考える
入院生活の後半って、発育差だけじゃなくて、羊水や血小板の減少など、トラブルが重なりやすいんですよね。 私の場合も、発育不全に加えて「羊水少なめ」「血小板減少」と言われました。
これらを全部まとめて「もうダメだ」と考えると、心が折れてしまいます。 だから私は、テーマを分けて考えるようにしました。
- 発育:推定体重の推移、血流、NSTの所見を見る
- 羊水:たまたま少なかったのか、減り続けているのか、方針が変わる条件は?
- 血小板:帝王切開の麻酔や出血にどう影響する?(何が基準?)
羊水が「ギリギリ」と言われた時の質問テンプレは、別記事にまとめています。
羊水量がギリギリと言われたら|単発か継続かを確認する質問テンプレ(実体験)
血小板が9万→8万台に下がった時の整理と質問テンプレはこちら。
妊娠中に血小板が9万台と言われたら|帝王切開の麻酔・出血で確認したこと(実体験)
最初にしたこと④:パパに「役割」をお願いする(1人で抱えない)
不安が強い時ほど、頭が真っ白になって先生の説明が頭に入ってきません。だからパパにも協力してもらって、役割分担をしました。
- 診察で先生が言った結論を整理してもらう(私はそれをひたすらメモする係)
- 「方針が変わる条件」を一緒に確認してもらう(聞き漏れが減ります)
- 今後の方針を二人で整理して理解する
「母として強くならなきゃ」って思いがちですが、妊娠中はホルモンバランスもあって、どうしても強くなれない日があります。
そんな日は無理せず、パパや周りを頼る「仕組み」を作る方がずっと楽でした。
私がやめたこと:検索で自分を追い込む
「発育不全」で検索すると、良い情報も悪い情報も一気に出てきますよね。 私は読めば読むほど不安が増えて、夜に眠れなくなり、翌日のNSTが余計につらくなる……という失敗をしました。
だから、検索を“ゼロ”にはできなくても、せめて回数を減らすと決めました。その代わり、目の前の先生の説明をメモして、自分の状況に合った判断軸をもらうことにエネルギーを使いました。
不安が強い日の“最低ライン”を決めておく
私は不安が強い日ほど、全部を一気に解決しようとしてパンクしてしまいがちでした。だから自分の中で「最低ライン」を決めていました。
- 今日の質問は1つできればOK(例:「方針が変わる条件は?」だけ聞く)
- 今日のメモは2行でOK(結論/次回の確認点だけでいい)
- 今日は泣いてもOK(泣いたあとに“事実メモ”だけ残せばよしとする)
これだけで、「今日も何もできなかった」と落ち込まずに済み、次の日に立て直せる確率が上がりました。
関連:発育差・血小板・出産判断の話につながる
胎児発育不全の話は、それ単体ではなく、NST・羊水・週数・出産のタイミングの判断とつながっていきます。それぞれの詳しい内容は、別の記事でもまとめています。
- 双子妊娠から出産までの流れ|切迫早産・管理入院・35週の緊急帝王切開(実体験)
- 胎児発育不全(FGR)と言われたら|25〜35週の流れと判断軸(双子DD・実体験)
- 【DD双子】管理入院はいつから?|25週で入院になった理由と1日の流れ(実体験)
(補足)治療方針や判断は、病院や赤ちゃんの状態で一人ひとり違います。この記事はあくまで私の実体験の整理ですので、気になる点は必ず主治医や看護師さんに確認してくださいね。 赤ちゃんとママが、少しでも穏やかな時間を過ごせますように。


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