パパに「手伝う」をやめてもらった|双子育児で気づいた当事者意識(実体験)

夜中のキッチンでミルクを作るパパ・水彩イラスト 親の気持ち

こんにちは。双子育児に奮闘中の「はづきママ」です。

双子育児を続けてきて、ある時から「手伝うよ」という言葉に、少しだけ違和感を持つようになりました。

我が家は、パパが約1年9ヶ月の育休を取ってくれた家庭です。これは恵まれた状況だったと思います。それでも双子育児の中で気づいたのは、「手伝う」という言葉では成り立たない場面が、たくさんあったということでした。

この記事は、パパを責める話ではありません。「言葉」や「意識」を少しだけ変えてみたら、夫婦の関係が静かに変わっていった、その記録です。

「手伝うよ」と言われて、なんかモヤッとした

双子育児が始まってしばらく経った頃。ふと、自分の中で「手伝うよ」という言葉に違和感を持っていることに気づきました。

嬉しいはずなのに、すんなり受け取れない瞬間が確かにあったんです。最初は「私が疲れているせいかな」と思っていました。でも、何度か繰り返すうちに、もう少し奥の何かに気づきました。

「手伝う」という言葉の中には、「メインは別の誰か」という前提が含まれていることがあります。誰かのタスクを、別の人が補助する。その構造そのものが、双子育児の現実とズレている気がしたんです。

ただ、これは「言葉そのものが悪い」という話ではないと、今は思っています。気づいただけです。

なぜ「手伝う」では成り立たないのか

双子育児では、片方が泣き始めるともう片方も連鎖して泣くことがあります。授乳もおむつ替えも、ミルクの準備も、シンプルに2倍。同時泣きの夜なんて、片方を抱っこしている間に、もう片方が限界になります。

我が家の場合、退院直後は特に大変でした。弟は母乳を上手に飲めない子で、飲みながら寝てしまっては起きるの繰り返し。私は弟に時間を取られて、しっかり飲んでくれるお兄ちゃんの方が後回しになりがちでした。

こうなると、誰か一人がメインで動いて、もう一人が「手伝う」では、もう物理的に回りません。2人とも、自分の担当を持って「同時に動く」。これしか道がなかった、というのが正直な感覚です。

1人を見るのが大変、ではなく、2人を同時に「並列に」見るのが大変。この特性が「手伝う」では成り立たない理由だと、双子育児を続ける中ではっきりしていきました。

我が家の選択:パパは「担当する」人になった

担当制は、退院後すぐに、自然と決まり始めました。1週間くらいで形になっていた気がします。

夜中にスマホでぴよログを見るパパ・水彩イラスト

分かれ方はシンプルです。直接母乳を飲んでくれるお兄ちゃんはママ。搾乳したミルクを哺乳瓶で飲ませる弟はパパ。それぞれの「飲み方」に合わせて、自然と「担当の子」ができた感じでした。

夜間のミルク作りはパパの担当。お出かけのときも、基本的には大人2人で動く前提にしていました。今でも、1人で2人を連れて長時間外出することは、できるだけ避けています。

パパが約1年9ヶ月の育休を取れたのは、本当に恵まれた状況でした。その期間があったから、担当制を回す土台ができたのは間違いありません。育休を取れない家庭で同じ運用をするのは難しいかもしれません。それでも「考え方」だけは、どの家庭にも持ち帰ってもらえるかもしれない、と思って書いています。

担当制をどうやって決めたか、ぴよログの夫婦共有はどう運用したかは、別の記事に実用編としてまとめています。

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「手伝う」をやめてもらうために、私がやったこと

正直、「手伝うじゃなくて担当してね」と直球で伝えたことはありません。言葉で押し付けるのは、たぶんお互いに気持ちよくないと感じていました。

私が意識していたのは、その場その場で「これお願いできる?」と頼むことでした。後から「本当はこうしてほしかった」と言わないこと。我慢して溜め込んで、ある日爆発させない。これだけは決めていました。

イラッとする瞬間ももちろんあります。眠くて余裕がないとき、伝え方がきつくなりそうな瞬間もありました。それでも、お互いへの感謝を忘れないこと、言い方には気をつけること。地味ですが、これがいちばん効いた気がします。

「言わなくても察してほしい」をやめて、「言葉にして頼む」スタイルに切り替えた。今振り返ると、これがパパの中の「手伝う」を「担当する」に変えていった、ささやかな積み重ねだったのかもしれません。

担当制になって、本当に変わったこと

担当制が定着してから、夜の運用がはっきり変わりました。

不思議なもので、自分の担当の子の泣き声でしか起きなくなるんです。ママは兄の声、パパは弟の声。お互いに、相手の担当の子のことは「ぴよログ」で記録を確認するスタイルになりました。

これが定着してから、私の心の負担はだいぶ軽くなりました。「全部を私が把握していなきゃ」という感覚が薄れて、「ここはパパが見てくれている」と委ねられるようになったんです。

パパも、徐々に「自分で考えて動く」場面が増えていったように見えました。ミルクの量、寝かしつけの段取り、お出かけの準備。「ママに聞かないと分からない」が「自分の担当だから自分で判断する」に変わっていく。その変化が、何より大きかったと思います。

「手伝う」を悪く言いたいわけじゃない

誤解されたくないので、ここははっきり書いておきます。「手伝う」という言葉自体を、悪く言いたいわけではありません。

単胎の育児なら、「手伝う」スタイルでも回る場面はたくさんあると思います。それぞれの家庭に合うやり方があって、正解は一つではないはずです。

我が家の場合は、双子育児の物理的な大変さが、「手伝う」では無理だという現実を浮き彫りにしてくれただけです。そして、パパが約1年9ヶ月という長い育休を取ってくれたことに、私は今でも心から感謝しています。育休を取らない選択肢もあった中で、家族のために時間を使ってくれたことが、担当制という形を可能にしてくれました。

このブログを書きながら、改めて「うちは恵まれていた」と感じます。だからこそ、その恵まれた条件の中でさえ「手伝うでは成り立たなかった」という事実を、正直に残しておきたいと思いました。

これから双子育児を迎える人へ

双子育児では、「今日はパパが全部見るから、ママは休んでいいよ」が、なかなか成立しません。それくらい、2人を並列で見るのは大変です。

その代わり、お互いが少しずつ休める時間を意識的に作ることが、長く続けるコツだと感じています。10分横になれる時間、ひとりでお茶を飲める時間、短くてもいいから、意識的に作る。

そして、もし「手伝うよ」という言葉に少しでも違和感を持ったことがあるなら、その感覚はたぶん間違いではないと思います。言葉から少しだけ変えてみる。それだけで、夫婦の関係はゆっくり変わっていくかもしれません。

同じように双子育児を迎える方、すでに渦中にいる方の、なにかしらのヒントになれば嬉しいです。

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