こんにちは。双子育児に奮闘中の「はづきママ」です。
双子のNICU・GCU期にずっと続けていた搾乳について、これまで2つの記事を書いてきました。1つめは搾乳機の借り方・選び方の「道具編」、2つめは冷凍母乳をNICUに届ける「物流編」。


最終話となる本記事は、「時間とリズム」の話です。3〜4時間ごとに搾乳していた我が家の1日のリアル、夜中の運用、量の変化、そしてペースが守れなかった日のことを正直に書いておきます。
※大事な前提:搾乳のペースや量は、人によって大きく違います。この記事は「こうすべき」を語るものではなく、「我が家はこうだった」の記録です。迷ったら、必ずお世話になっている助産師さんや小児科の先生に相談してください。
「搾乳のペース」って、どう決まるの?
搾乳のペースは、一般的には3〜4時間ごとが目安と言われています。
理由はシンプルで、赤ちゃんが直接母乳を飲むときの想定回数と近いから。一定の間隔で搾乳することで、母乳の分泌リズムを保ちやすいと言われています。
ただ、この「3〜4時間ごと」も、あくまで目安。お母さんの体や赤ちゃんの状態、家庭の事情で、もっと長くなる方もいれば、もっと頻繁な方もいます。
うちがこのペースで回せたのは、入院中に助産師さんから「だいたい3〜4時間で」と指導してもらえたからでした。最初に基準をもらえると、迷う回数が減ります。迷ったときは、迷わずプロに聞くのがいちばんの近道だと感じました。
我が家の搾乳リズム:3〜4時間ごとのサイクル
搾乳のタイミングは、生活の節目に組み込むようにしていました。
朝起きてすぐ、午前中、お昼前後、午後、夕方、夜寝る前。これで1日6回前後。3〜4時間ごとに搾乳することを意識しているうちに、自然と「いつ搾乳するか」を考えなくても体が動くようになっていきました。
1回の搾乳にかかる時間は、はじめのうちはやり方に慣れなくて時間がかかった印象です。慣れてくると、搾乳しながらスマホでぴよログに入力したり、横で少し休んだりできるようになって、所要時間という感覚自体が薄くなっていきました。
ハンズフリーで搾乳できる電動タイプを選んでいたことが、ここでも効いていました。両手が空くだけで、「搾乳の時間が、ほかのことを止める時間」ではなくなります。搾乳機の選び方そのものは、第1弾の記事にまとめています。
1日のタイムテーブル:搾乳・面会・睡眠
1日の流れを書き出すと、こんな感じでした。
- 朝:起床 → 搾乳 → 朝食 → 冷凍庫に保管
- 午前中:面会へ移動 → NICUに搾乳ミルクを届ける → 帰宅 → 搾乳
- 昼〜夕方:昼食 → 搾乳 → 休息 → 夕方の搾乳
- 夜:夕食 → 入浴 → 寝る前の搾乳 → 就寝
- 夜中:必要に応じて短時間の搾乳(後述)
書き出してみると、生活のかなりの部分が「搾乳と面会」で構成されていたことが分かります。NICU入院期間の約1ヶ月、この型で回していました。
パパが約1年9ヶ月の育休を取ってくれていたので、面会のシフトを組んで通えました。「私が搾乳している間に、パパが面会」「私が面会している間に、パパが家事」と分けることで、搾乳のペースを守りやすくなりました。これはうちが恵まれていた状況でした。
夜中の搾乳をどうしていたか
夜中の搾乳については、うちは少し特殊な運用をしていました。
夜中はお兄ちゃんが直接母乳を飲んでくれていたので、その時間帯は搾乳をしませんでした。弟の分の搾乳ミルクは、日中に搾乳した分を冷凍ストックしていて、夜中はパパが冷凍母乳を解凍して哺乳瓶であげる、という分担でした。
「夜中も3〜4時間ごとに搾乳しないと、母乳の出が悪くなる」という話を聞いたこともあります。たしかに、そういう側面はあるのかもしれません。
ただ、私たちの場合は「私が起きて搾乳する」よりも「私が眠る時間を確保する」ほうが、結果的に長く続けるための選択でした。お兄ちゃんが夜中に直接飲んでくれていた効果もあって、母乳の出が極端に落ちることもありませんでした。ここも、家庭ごとの判断が変わる場面だと思います。
搾乳量の変化(5滴 → 100ml以上)の経過
我が家の場合、搾乳量はこんなふうに変わっていきました。
帝王切開2日目(搾乳開始日):最初の搾乳で、出てきたのはたった5滴。それでも助産師さんに褒めてもらえて、救われた気持ちになりました。
そこから、いつどう増えたか、明確に覚えているわけではありません。少しずつ、少しずつ、というのが素直な感覚です。ピーク時には、1回で100ml以上出ることもありました。
ここで強調したいのは、私が特別だったわけではないということです。出る量も、増えるペースも、本当に個人差が大きいです。たくさん出る方もいれば、ずっと少ない方もいます。少ないことは、お母さんのせいでも、努力不足でもありません。
「5滴から始まる」感覚の話は、第1弾の搾乳機選びの記事に詳しく書いています。これから始める方には、そちらも読んでもらえたら嬉しいです。

パパとの担当制で、搾乳ペースを守れた理由
搾乳のペースを守れた最大の要因は、パパとの担当制でした。
うちは、お兄ちゃんはママが直接母乳をあげる、弟はパパが搾乳ミルクを哺乳瓶であげる、という分担でした。この役割が明確になっていたことで、ママは「搾乳する人」、パパは「弟に飲ませる人+運ぶ人」と、お互いの動きが噛み合いました。
ママが搾乳している間に、パパが弟のミルクの時間を見てくれる。ママが面会で家を空けている間に、パパが搾乳ミルクの解凍やストック整理をしてくれる。それぞれが自分の担当範囲を回すことで、搾乳のリズムを崩さずに済みました。
担当制をどう作っていったかは、暮らしカテゴリーの記事に詳しくまとめています。母乳の運搬についても、合わせて読むと全体像がつかみやすいと思います。


ペースが守れなかった日もあった
素直に書きます。3〜4時間ごとのリズムを、毎日きっちり守れていたわけではありません。
体調が崩れて起きられない日。気持ちが追いつかなくて、搾乳機を見るのも億劫な日。予定が入って、タイミングがズレてしまった日。そういう日が、ちゃんとありました。
最初の頃は、ペースが崩れることに罪悪感を感じていました。「ここで搾乳できなかったら、量が減るんじゃないか」「赤ちゃんの分が足りなくなるんじゃないか」と、自分を追い詰めそうになる瞬間もありました。
でも、続けるうちに気づいたのは、「一度ズレても、次のタイミングで取り戻せる」ということでした。完璧なリズムを目指すよりも、続けることのほうがずっと大事だったんです。
崩れていい。崩れた日があっても、自分を責めなくていい。これは、もっと早く知っていたかったことのひとつです。
退院後の搾乳ペースの変化
NICU退院後も、しばらく搾乳は続けていました。
弟は、退院後2〜3ヶ月頃から、徐々に乳首を直接飲むのを拒否するようになりました。そこからは、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませる形に切り替えました。
お兄ちゃんは、生後10ヶ月手前で母乳を拒否するようになり、そこで自然と母乳の時期が終わりました。
ここからは、あくまで「私の場合は」の話として書きます。振り返ってみると、私の場合はもう少し早くミルクオンリーに切り替えるという選択肢もあったのかもしれない、と思うことはあります。搾乳を続ける負担と、「母乳でなければ」という思い込みの間で、私はかなり消耗していた時期がありました。
ただ、これは「ミルクのほうがいい」「母乳のほうがいい」の話ではまったくありません。子どもの様子に合わせる、自分の体に合わせる、家族の事情に合わせる。どの選択にも、それぞれの正解があると思っています。母乳で頑張っている方も、ミルクで育てている方も、どちらも素敵だなと、子育てを続けるなかで素直に感じるようになりました。
これから搾乳を始める人へ
最後に、これから搾乳のリズムを作っていく方に伝えたいことを。
完璧なペースは目指さなくて大丈夫です。3〜4時間ごとは目安であって、絶対のルールではありません。自分の体に、自分の生活に、自分の気持ちに、合わせて作っていけばいいと思っています。
搾乳できない時間があっても、出ない日があっても、それは責められることではありません。むしろ、ミルクで補える選択肢があるのは、本当にありがたいことだと感じています。
気になることがあれば、助産師さんや小児科の先生に遠慮なく相談してください。一人で抱え込む必要は、本当にありません。
このあと読むおすすめ|NICU・搾乳3部作の循環
NICU・搾乳3部作は、これで完結です。3つの記事はそれぞれ異なる視点で同じ時期を切り取っています。どこから読んでも完結する設計なので、気になる切り口から手に取ってもらえたら嬉しいです。
💙 道具編:搾乳機の借り方・選び方

💙 物流編:冷凍母乳をNICUに届ける

💙 関連:NICUからGCUへの移行



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